くまさんのジャガードバスタオル
説明
くまさんのジャガードバスタオル
とにかく、可愛いと大人気のシリーズです。
くまさんのジャガードシリーズよりバスタオルになります。
ジャガードシリーズは、全3サイズ(バスタオル・フェイスタオル・ハンドタオル)で、カラーは3色(レッド/オレンジ、ピンク/グレー、イエロー/グレー)で取り揃えております。
サイズ・・幅60センチX長さ120センチ
目方・・280グラム(900匁)
素材・・・綿100%(超綿糸出雲&スレン糸使用)
仕様・・・ジャガード織
ジャガード織とは
一応、歴史についてサラッと書きます。
ジャガード織の生地は、1801年にフランスで発明されたとなっています。
日本に入ってきたのは、1873年に京都・西陣で導入されたそうです。
「えっ!西陣?」 西陣って、西陣織の西陣ですよね?
個人的に気になったので調べてみました。
西陣織の源流は、なんと!5〜6世紀・古墳時代まで遡る(さかのぼる)そうです。
秦氏(大陸由来で朝鮮半島から渡来)が伝えたものが元になるとのことです。
因みに、この秦氏は、物凄い高度な技術を持った民族(まるで異星人)で、ここから日本(天皇家)を支える?操る?ような力を持っていきます。
話戻って、西陣織は平安時代中期から、鎌倉時代・室町時代中期頃まで、公家や武家の発注を受けて生産をするようになりましたが、
室町時代中期の「応仁の乱(京都で東軍と西軍の間で11年間続いた乱)」の最中に、西軍の本陣で織物業を再開したことで、「西陣織」という名前が付き、室町時代の終わり頃には、絹織物の代表的な産業と認知されたという事です。
それって、室町幕府が滅んだと言われている1573年頃のことです。日本では、戦国時代に入ろうとする時期です。
武将達が羽織った陣羽織などが西陣織りだったりするみたいです。(私、個人的にワクワク。)
ということは、1873年ー1573年=300年前に織り方としては出来上がっていた、という事になります。
1873年までは、手動でしていたことを機械化された、という感じですね。
いずれにしろ織り方としては、極めて簡単に言うと、経糸(縦糸)を持ち上げて、緯糸(横糸)を通すことで模様を作りだす織り方です。
これって、現代コンピューターの仕組みと大差ない理屈だそうです。(ビックリ!)
経糸を浮き上がらせることで模様を形成するわけですね。
泉州タオルでは「袋織り」と呼ばれ、くまさんのタオルもお世話になっている袋谷タオルさんが、昭和37年頃に社名などをジャガード織機で社名などを織り込んだ袋織りのタオル(名入れタオル)を開発したのが初めです。
ジャガードタオルのメリット・デメリット
メリットとデメリットを比較しながら進めていきましょう。
ジャガードタオルの1番の特徴は色柄によるデザイン性でしょう。
色柄というと「プリントタオル」もそうですよね。
ここに、メリット・デメリットがあります。
①ジャガードタオルの場合は、色糸(大概はスレン糸を使用)で柄を表現します。
一方「プリントタオル」は、顔料を使用してタオルの表面に印刷します。(タオル表面にインクが乗っかている状態)
ジャガードタオルは、全ての面が綿糸ですので吸水を妨げることが一切ありません。(あくまでも、泉州タオルの場合に限ります。泉州タオルは、吸水性のある綿糸を使用します。)
一方、プリントタオルは、デザインの部分は顔料という油性インクをタオル表面に染めるため、その箇所は吸水を邪魔することになります。
(染料プリントという手段もあるのですが、殆どのケースでプリントタオルは顔料プリントが使われるので、今回は比較対象を顔料プリントに限定いたします。)
※染料プリントと顔料プリントの違いは、また別の機会に記載いたします。
全面にバッチリプリントが施されているタオルは、華かで素晴らしく華やかで、人気も高いのですが、水を吸いづらいという性質があることも知っておきましょう。
②そして、先に「西陣織」の話でも触れましたが、凹凸感や色数により高級感が演出されますので、ハンカチでも贈り物として重宝されています。
他メーカーになりますが、ドイツのフェイ○ー社の商品は、日本でも女性に大人気ですよね。
デメリットとしては、お値段がプリントタオルと比較した場合、どうしてもお高くなってしまうことです。
原料費にあたる綿糸を見てみましょう。
プリントタオルは、一般糸で本体を織り、地の色は染料染か、漂白して生成りや白系にして、プリントします。
ジャガードタオルは、糸色を横糸に帯状にし、経糸にくぐらすことで模様を作り、一般紙よりも膨らみのあるものをパイルに使って凹凸感をしっかりさせます。(弊社のジャガードタオルは色糸にスレン糸、パイルに超綿糸出雲を使用)
糸の種類で価格は20%位は上がるでしょう。
次に型代です。
型代は、プリントタオル・ジャガードタオル共に、柄(模様)を作るのに必要になります。
プリントタオルの型は、1色に1枚必要になります。
型代は、1枚〇〇円という設定(プリント屋により価格は様々)で×枚数(色数)になります。
例えば、地の色以外に3色を使用すれば型が3枚必要です。
「くまさんのスリーカラー」
地の色・オフホワイト、プリント柄・サックス、コーラル、イエローの3色
一方、ジャガードタオルの型代は、1.5〜2倍位ですが、枚数という単位ではないので、プリントタオルの色数を4色・5色と使うとすれば、ジャガードタオルの方がお安くできる可能性はあります。
よくあるパターンとしては、ジャガードタオルの方が、費用がかかるというイメージです。
そして、工程費(手間代)です。
タオルの卸の価格決定で大きく占める内容になります。
タオルの工程費というのは、「1枚作るのに、どれ位の時間がかかるか?」という考え方になります。いわば、時給計算みたいな感じですね。
あとは、設計の複雑さや、綿糸の使用量によって失敗する確率の高さが上がるので、それに対しての補償代も考慮すると聞いたことがあります。
一般的に、プリントタオルは絵柄をはっきりくっきりさせるために、パイル長を短めにするとか、ガーゼ、生地面を設定したり、厚すぎないタオルをシリンダー仕上げにして、パイルを寝かせた上にプリントしたりします。
何も、失敗の少ないタオル地です。
ジャガードタオルは、風合い重視のふわふわなタオルと、同じ厚手設定の目方ではありますが、表裏で糸を引っ張り出して模様を作るので、綿糸の使用量ほどの厚みは感じさせません。
しかし、実際には結構な糸量がかかっているので、「手間」がかかってきます。
③デザイン性
プリントタオルは、タオルに絵を描くように柄が出せるので細かい表現やタッチに対応できますが、ジャガードタオルは糸で模様を形成するため、ある程度の図柄の大きさが必要になります。もう少し言うと、細かい柄は無理ということになります。
④色落ちについて
プリントタオルは、油性ではありますがインクなので、洗濯を繰り返すことで、段々と色褪せてしまいます。すぐにという訳ではありませんが止む終えません。
ジャガードタオルは、スレン糸を代表とする色落ちが少ない糸を使用していれば、よほどの漂白剤でも使い続けない限り、まず極端に色が薄くなったと感じることはありません。
作る側もそのところは、充分に考慮して設計します。(あくまで弊社ジャガードタオルの話になります。)
こちらの商品は、自社制作割引対象商品で、税込価格¥3300→¥2200で、ご提供させていただいております。
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泉州タオル|くまさんのタオル
くまさんのタオルでは、日本初のタオルメーカーである泉州タオルの販売をしております。ハンカチやフェイス、バスタオル、オリジナルキャラのプリントタオルなど、普段使いにおすすめのラインナップをご用意しております。抜群の吸水性と柔らかさで、皆様にずっと愛され続ける商品を安くお届けしたいという想いで当社を設立いたしました。
屋号 | くまさんのタオル合同会社 |
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住所 |
〒408-0003 山梨県北杜市高根町東井出4986-8 |
営業時間 | 10時~18時 |
定休日 | 不定休 |
代表者名 | 秋島 啓二 |
senshu@kumatowel.work |