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泉州タオル・くまさんのタオル/新登場!片面パイルプリントタオル|フェイスタオル・バスタオル・ガーゼハンカチ・通販

2021年9月30日

ついに、くまさんのタオルのオリジナルシリーズが完成・入荷して参りました🎉

今回は、無撚糸ガーゼハンカチシリーズ4柄と新シリーズとして片面パイルのフェイスタオル6柄とバスタオル4柄が仲間入りです。

 

ジャ〜ン❣️

 

写真手前から、お馴染みの無撚糸ガーゼハンカチシリーズです。左から、「車」「ワイン」「丸花」「北欧風花」の4デザインです。

写真2列目は、新シリーズの片面パイルフェイスタオルです。同じく左から。「車」「文具」「ワイン」「丸花」「北欧風花」「象」の6デザインです。

写真3列目は、新シリーズの片面パイルバスタオルです。同じく左から。「車」「ワイン」「丸花」「北欧風花」の4デザインです。

 

今回の新発売商品は、お馴染みになりました「くまさんの無撚糸ガーゼハンカチ」34cm×34cm・80匁(約27g)と、新シリーズの「くまさんの大人可愛い片面パイルタオル」フェイスタオルがサイズ34cm×85cm・目方が200匁(約62g)で、バスタオルはサイズ60cm×117cm・目方620匁(約194g)という、泉州タオルが得意とする普段使いに良い薄手のタオルです💪

 

ここで、この新シリーズ「片面パイルタオル」のご説明をしましょう😊

 

 

片面パイルはタオルの地となっている生地(通常は平織り)に対して、片面にだけパイルが出ているタオルです。プリント面は生地のままで、裏側にだけパイルが出ています。

パイルというのは、地の生地に対して8の字を書いて複雑に織られています。(パイルが引っかかって「ピーッ」と伸ばしてしまうのは、8の字の中に、爪など何かしらが入って引っ張ってしまうからですね。)

 

普通のパイルタオル①と半面パイルタオル②を図で見てみましょう。

①普通のパイルタオル

 

 

 

 

 

②半面パイル

 

 

 

 

 

①の普通のパイルタオルは、地に対して上下に5:5でパイルを出し、②の片面パイルタオルは10:0になっています。「0」と言っても、厳密には地に対して8の字で織り込む必要があるので、半面パイルの生地側は感じない程度にパイルがあるのです。

地の部分は平織りの生地(木綿)です。生地は、柔らかさを重視する場合には、目を粗くする必要があります。その結果、糸量が減り目方も軽くなります。目方が少ないと吸水量が少ない生地になります。逆に、吸水量を増やすために目方を増やすと、目を詰まらせることになるので堅めに仕上がっていきます。

何となく面積が大きいとたくさん吸って、小さいと吸えない感じがしますが、吸水量は面積とは関係なく目方なのです。例えば、実際にある商品で申し上げますと、46グラムで34センチ×83センチのフェイスタオルよりも、50グラムで34センチ×34センチの厚手のパイルのミニタオルの方が、若干ではありますが吸水量では上回リます。

 

つまり、地の部分の設計が、どんなタオルになるかを決める「はじめの一歩」になるのです🤔

 

お風呂上がりの全身を拭きあげるためには、大体140gの綿糸量(目方)があれば足ります。それで、昔から薄手のバスタオルは200g前後で作っているのです。拭ききれるからと言って140g位で作ってしまうと、ビショビショになりすぎて具合が悪いので、少し余裕を持たせる意味もあります。

そこで、今回の片面パイルタオルシリーズのバスタオルは、薄手ながらも湯上りタオルとして、しっかりと機能して、尚且つ使い心地や柔らかさがチョットでも良くなるように企画しました。勿論、厚手のようなふわふわ感は無理ですが、オモテ面はガーゼのような心地良さを出したいと考えていました。

裏面のパイル部分は、目方が多ければ柔らかくなるというわけではなく、生地の組織とパイル長・量とのバランスが要です。パイルは風合いを良くしますが、ギューギュー詰めになってしまうと、その柔らかさが出なくなってしまうのです。パイル同士に適度な隙間があった方が柔らかさを体感しやすく仕上がります。それで地の目の詰め具合(設計)が非常に大切になってくるのです😊

同様に、フェイスタオルも少しでも柔らかい手触りになるように試作を繰り返し、よ〜く吟味して設計しました。更に、今回のフェイスタオルは縦85cmにしました。催事販売の時にお客様より「最近のタオルは短くなった」というお声をよく聞きます。時折、少し長めの商品が入って、大変喜んでいただいたことが少なくないので、今回のフェイスタオルに採用させていただきました。😆

 

次に片面パイルと、半面ガーゼの違いも知っていただきましょう。両者は見栄えは似ておりますが、組織は全く異なります。

半面ガーゼというのは、生地側がダブルガーゼになっています。2枚で1組なので、端(周り)だけを縫合すると袋状になります。そのまま使うと拭く時に手にくっ付いてきて、ズレて使いづらくなりますので、2枚を格子状に縫合します。目の粗い生地を2枚・3枚と重ねていくのがガーゼタオルの構造です。半面ガーゼタオルは、ガーゼタオルとパイルタオルを貼り合わせた様なイメージです。

私もガーゼタオル大好きですが、お値段が跳ね上がってしまうのがネックになります😓

一方、半面パイルはオモテ面が生地のままですので、半面ガーゼと比較するとシッカリしたタオルという印象になります。ダブルガーゼと同じだけの柔らかさは構造上でませんが、生地(木綿)は洗濯していく度に柔らかさを増していきますので、使っていくうちに大変いい感じに仕上がっていきます。

また、色柄が綺麗に出るという特徴がありますので、プリントタオルには最適なのです。更に、価格もパイルタオル並みに作れるので、これまた嬉しい❤️

今回の片面パイルタオルも設計から大変に満足のいくデキに仕上がっていますので、「薄手」「プリント」というタオルを探している方に大変お勧めできる商品です。

くまさんのタオル待望の「花柄」を2種類、男の子に鉄板人気の「車」など、可愛い絵柄満載です。皆様に楽しんでいただけたら嬉しい限りです。

 

 

余談ですが、タオルの値段のつき方にご興味ありませんか? この知識があると、その商品が価格に見合っているかどうか分かるようになりますので、是非読んでみてくださいね。

制作費については、私も色々作って知っていったのですが、なかなか面白いのです。

まずは目方です。目方は糸量ですから、原材料費に関わります。目方(糸量)が多いのは、タオルの厚さに現れます。薄手が安価で厚手が高価というのはこのためです。更に厚手のタオルはミスする確率が高いので、メーカーさんによっては、その分の保険分も乗っかっています。(これが🅱️品になります。)

糸の種類も価格に大きく関わります。通常は「一般糸」と呼ばれるものを使用します。こちらも各メーカーさんによって、取引先の紡績屋さんが違うので同じ糸を共有していません。各メーカーさんが吟味して決まっています。

オーガニック綿糸(無農薬・無化学肥料で育てた綿花より採取する綿)や、スーピマコットン(無撚糸タオル)などの長毛の糸は高級糸です。ふわふわのタオルが出来上がりますが価格は上がります。

私が面白いと思ったのは、そんな原材料に対しての価格とは別に、製作にかかる手間代です。メーカーは、1時間で何枚できるか?という計算式なのです。つまり時給計算です。人件費も機械作動時間も変わるので、当たり前と言えば当たり前なのですが、聞いたときは目から鱗というか、「へ〜」と思ったものでした。

具体的には、ガーゼタオルを作るとします。ガーゼタオルは2重・3重〜8重なんていうのもあります。これは1重増えるごとに糸代が増えます。でも、そんな原材料よりも最終的な1枚のタオルを作るための手間に費用がかかります。例えば、普通のタオルを1枚作るとします。工程は1枚作るだけです。次に、2重ガーゼを1枚作るとします。2重なので1枚を2個織って縫い合わせるので、工程が2回になります。そうすると、1時間で出来るタオルは、単純計算だと半分になるわけです。3重・4重となると1/3、1/4になっていくので価格が上がっていくという論理らしいです。

他にも織り方や使う糸が特別だったりする場合、織機に乗せている糸や仕様を変えるのに半日〜1日かかるそうです。オーダー分を織り終わったら、また通常に戻す工程も必要になるので、ますます時間がかかりますね。そんな風に製作費は決まっていくそうです。

いよいよ元となるタオルが完成したら次は装飾です。染めたりプリントをします。

染めには、染料と顔料という手法があります。簡単にいうと、水に溶けるインクが染料で溶けないインクが顔料です。インクが水に溶ける染料は、タオルの繊維に浸透して色を染めますが、水に溶けない顔料は、タオルの表面に乗っかっている様な状態になります。(油絵みたいな感じです。)そうして出来たタオルは染料の場合だと染める前の風合い・吸水性は保たれていますが、顔料だと硬くなり吸水性も無くなります。しかし、顔料には色柄がハッキリ出るという性質があり、価格も染料より安く済みます。

タオル全体を染める時は染料、プリントは顔料を使用するのはそのためです。(中には顔料で全体のほとんどをデザインの都合で染めちゃっているタオルも、イベント系や、グッズ系では見かけますね。)

以前、プリント柄を染料でやる相談を(顔料の部分は、ほとんど水を吸わないので)したことがあったのですが、とんでもない商品代になるらしく、オーダーする会社が無いので、染め屋さんも取り扱いを止めるようになったそうです。

また、装飾には「染め・プリント」以外にも「刺繍」を施したり、周りに「レース」を配(あしら)ったりするタオルもありますが、それも別途価格に反映していきます。

そんなこんなの組み合わせで制作価格が決まります。最終的に小売値は、問屋を通したり、弊社のように直で作ってもらったり、固定費がどれくらいかかるか、人件費はどうかなど、それぞれの店の状況で販売価格が設定されます。

 

因みに、「くまさんのタオル」のプリントタオルは、全体を染料で染めて、プリント柄に顔料を使いますが、実際に拭く時に使われるタオルの中央部分にはプリントを施さない様にデザインします。そうすることで、使っていただく時は吸水性(機能性)を損なわず、見栄えも良く、色柄も楽しんでいただけると思っております。

私は、仕入れた全てのタオルを使い続けてますし、洗濯を繰り返して、時間をかけて出来上がったタオルを評価します。次のタオルを制作するための大事な資料になりますからね。今も構想を温めている商品がいくつかありますので、また順次作っていきたいと思います😆

 

間も無く通販サイトで販売いたします。楽しみにしていただけたら幸いです🌺

泉州タオル|くまさんのタオル

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くまさんのタオルでは、日本初のタオルメーカーである泉州タオルの販売をしております。ハンカチやフェイス、バスタオル、オリジナルキャラのプリントタオルなど、普段使いにおすすめのラインナップをご用意しております。抜群の吸水性と柔らかさで、皆様にずっと愛され続ける商品を安くお届けしたいという想いで当社を設立いたしました。

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